こんにちは！たくみです。
先日、このようなご質問をいただきました。
トヨタ自動車という大手企業の社員でもセクハラとかパワハラ、飲酒運転はあるのでしょうか？
（af＊＊＊さん）
本記事では、これについて回答していきます。
✔︎はじめに僕の経歴をご紹介します
僕は高校卒業し、トヨタ社員として工場で3年間務めてきました。
その中で実際にセクハラ、パワハラはあったのか？
生の声をお届けしていきます。
目次
トヨタ社員
セクハラニュース
ニュースをご覧になった方は知っているかと思いますが、米国トヨタ社長（大高英昭）がトヨタ社員にセクハラ行為をしたとして大きく取り上げられました。（2005年、秋）
社長がトヨタ社員にセクハラ？（賠償総額1億9,000万ドル）
この事件は、2005年5月3日にアメリカのニューズデー紙が初めに報道し、次いで各種メディアが報道して知られるようになりました。
事件内容としては以下の通りです。
・日付：2005年、秋
・加害者：大高英昭（北米トヨタ自動車社長）
・被害者：46歳女性（北米トヨタ自動車で社長のアシスタント）
・内容：出張先で、ホテル部屋や公園などで体を触られるなどのセクハラ行為を受ける
このセクハラ行為から46歳女性は北米トヨタ自動車と日本トヨタ自動車を相手に、「自らの経歴の毀損に対する被害」として補償 4,000万ドル、懲罰的損害賠償 1億5,000万ドル。総額賠償1億9,000万ドルの支払いを求める訴訟をニューヨーク州の裁判所で起こす。
北米トヨタ自動車セクハラ訴訟事件
大高英昭社長は訴訟を受け、「裁判では全面的に嫌疑を晴らせると期待しているが、社長にとどまることは結果的に会社の利益にならないと判断した」として辞任しました。この事件は、同年8月4日にトヨタ側と女性が和解して終了しました。
女性は、この和解によって巨額の和解金を手にしたとされますが、和解内容は公表されていないません。 その後、大高英昭はパソナの副会長に就任しているそうです。
トヨタ社員
パワハラニュース
セクハラだけではなく、トヨタ社員のパワハラ事件も大きく取り上げられています。
トヨタ社員が過労とパワハラで自殺（賠償総額1億2,300万円）
・訴訟日付：2015年7月
・加害者：トヨタ社員（直属上司）
・被害者：トヨタ社員（当時40歳）
・内容：2010年、過重な業務と上司のパワハラが原因で自殺。その後、妻(49)と長女(19)が名古屋地裁に賠償総額1億2,300万円を求めた。
妻は自殺を労災と認めなかった豊田労働基準監督署（同市）の処分取り消しを国に求める訴訟を15年7月に起こしました。
YAHOOニュース
遺族は「会社は業務負担や職場環境について配慮せず放置しており、安全配慮義務に違反した」と主張。
トヨタは「訴状が届いていないためコメントは差し控える」としたが、その後、豊田労働基準監督署（愛知県豊田市）が2019年9月11日付けで労災認定した。この認定から遺族側はトヨタ自動車に損害賠償を求めた。
東大院卒が上司のパワハラで自殺
・日付：2019年9月11日
・加害者：トヨタ社員（直属上司）
・被害者：トヨタ社員（当時28歳）
・内容：被害者はトヨタ入社後、直属の上司から叱責を受ける。その後、適応障害になり休職。叱責のダメージに耐えられず、約1年後社員寮で自殺。
各社報道によると、労災認定は2019年9月11日付。
BUSINESS JOURNAL
亡くなった男性は東京大学大学院卒で15年4月に入社。16年3月、本社（豊田市）の車両設計部署で働いていた。その後、男性は直属の上司から「ばか」「アホ」「死んだほうがいい」などと叱責を受け、同年7月に休職し、適応障害と診断された。
10月に復職し、別のグループに異動したが、席の斜め向かいにはこの上司が座っていた。男性は「死にたい」と周囲に漏らすようになり、約1年後、社員寮で命を絶ったという。
そのうえで毎日新聞は次のように指摘する。
「同社社内の調査に対し、上司は暴言についておおむね認めたという。トヨタ側は、上司の言動が原因で男性が休職したことは認めたが、自殺との因果関係は否定していた。復職後の自殺は、通院を続けていないと、病気が治っていたと判断されて労災と認められにくいという。男性は通院をやめていたが、豊田労基署は、上司のパワハラで適応障害を発症し、自殺まで症状が続いていたと判断したとみられる」
トヨタ社員のみ知る/セクハラ、パワハラの事実
ここではニュースには報道されていないが、トヨタ社員のセクハラやパワハラ事実をお話ししていきます。
ぶっちゃけ、ニュースになっていないがセクハラ、パワハラ行為は今でも起きています。
僕が3年間務めてきた中での実話を全て赤裸々にしていきます。
毎年10人以上も「自殺未遂」でトヨタ記念病院へ搬送
実は、トヨタ社員の自殺未遂が毎年多いのが事実です。
毎年トヨタ記念病院に10人以上もトヨタ社員が自殺未遂で搬送されるそうです。
きちんと規律された会社で福利厚生もしっかりしているトヨタでも自殺未遂は絶えません。
なぜ、自殺未遂が絶えないのか？
自殺未遂で搬送されるトヨタ社員のほとんどがパワハラが原因。世間一般的にはホワイトな会社のイメージがありますが実際ははっきりと肯定しづらいのが事実です。
なぜかと言うと、福利厚生の仕組みがあってもそれをきちんと実行しない上司がいるから。表では「悩みはないか？」と聞いていても実際は悩みを打ち明けれない環境を作られているなど。
メンバーのケアをしないといけない上司がきちんとしていなければ、どんなに立派な仕組みを作っても意味がないのです。
交際相手｜セクハラ被害
以前、僕が交際していた女性（東富士研究所勤務）が強いセクハラを受けていました。トヨタ自動車にはハラスメント相談所が配備されています。その為、僕は交際女性をハラスメント相談所に行く提案をすると悩みながらも拒否した。
なぜだか分かりますか？
ハラスメント相談所に相談すると必ず直属の上司にその連絡が行きます。ハラスメント行為は誰にも知られたくないと思うのが普通です。それなのに直属の上司に連絡されるのは嫌なはずなのです。
また、セクハラを受けた女性の大概は”円満”に事を収めたいと願っています。ハラスメント相談所は立派な環境ですが、被害者の気持ちに少し欠ける部分があるのではないかと思います。
今でもトヨタ社員のセクハラ行為は絶えません。
同じ部署の先輩｜直属上司にパワハラ被害
僕が配属された元町工場の塗装保全部署でのパワハラ行為です。パワハラ行為は暴行だけでなく脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言もパワハラ行為に該当します。
僕の先輩が上司にパワハラを受けていました。内容としては、先輩が上司に「バカ、やる気あるのか？、お前のせいだろ」などのひどい暴言を受け退職まで行かされたのです。
その上司は組長という立場（メンバーの面倒も見る仕事）なのにも関わらずパワハラをしていました。先輩は訴えはしないと頑なに言っていましたがはっきり言って十分なパワハラ行為だと思います。
まとめ
この記事では「実際にセクハラ、パワハラはあるのか？」ついて解説しました。
・社長がトヨタ社員にセクハラ（賠償総額1億9,000万ドル）
・トヨタ社員が過労とパワハラで自殺（賠償総額1億2,300万円）
・トヨタ社員（東大院卒）が上司のパワハラで自殺
・毎年10人以上も「自殺未遂」でトヨタ記念病院へ搬送
・交際相手がセクハラ被害
・同じ部署の先輩｜直属上司にパワハラ被害
トヨタ社員のセクハラやパワハラはニュースにもなっていますし、実際務めてきて目の当たりにしていた事実を知っていただけたかと思います。
冒頭のご質問の回答としては、セクハラやパワハラはある。
これはあくまでも一部に過ぎません。もっと数多くのセクハラやパワハラが存在している可能性もあります。逆に言えば良い上司も当然います。
トヨタ社員数は 約74,132人と莫大な人数なのでトヨタ全体の話としては正確にお答えできかねます。
これをご覧のあなたにとってこの情報が少しでもお役に立っていただけるならば、これ以上ない喜びです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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