心理学

【他人を攻撃する人】これって障害?3つの心理&特徴と対処法

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こんにちは、心理カウンセラーのたくみです。

「目が合うと、近寄ってきて叩いてくる...」
「コミュニケーションなのか、いつも頭を叩いてくる...」

みなさんの周りに、他人を攻撃する人っていませんか?他人を攻撃する人の原因とは何なのでしょう。なかには、障害なのか?と思う人もいるでしょう。

そこで今回は他人を攻撃する人の心理や特徴、また上手に付き合う対策方法について詳しく解説していきます。

原因はなに?他人を攻撃する人の心理と特徴

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何かと他人に容赦のない言葉をぶつけたり、攻撃的な態度をとったりなど「他人を攻撃する人」っていますよね。

このように他人を攻撃する人は、なぜそのような態度をとるのでしょうか?

ここでは、他人を攻撃する人の心理や特徴、原因を詳しく解説してきます。

他人を攻撃する人の心理

他人を攻撃する人は自分に自信がなく、不安でいっぱいな人です。「ダメな自分」「弱い自分」が嫌で、素直に受け入れることができません。

自分が人に受け入れてもらえるという自信がないので、「お前は仕事ができない」「お前はダメなやつだ」と批判されることを極端に恐れているのです。

そのため、批判から自分を守るために他人を攻撃します。他人を攻撃している間は、自分が批判されることはないから安心なのです。

誰かを批判して蹴落とすことができれば、自分の「居場所」が確保でき、他人より優位なポジションに立てると思い込んでいるのです。

他人を攻撃する人の特徴

他人を攻撃する人は、「勝ち負け」にこだわり常に自分が優位に立ちたい自分の居場所を作りたいという願望を持っています。

そのため、あいさつをしてもあからさまに無視をする、相手にわざと聞こえるように悪口を言ってくる、仕事でしつこくダメ出しをするなど、相手を落とし入れるような行動を取るのが特徴的です。

たとえば自分の後輩が実力をつけたと感じたなら、急に攻撃して足を引っ張ろうとします。

プライベートではストレスが溜まった時に、誰が自分より弱そうな人をターゲットにして攻撃し、ストレスを発散しようとします。

また、わざと陰で嘘のうわさを言いふらしたりもします。

これは「被害者意識」がとても強く、こちらが何気なく言った発言でも「俺をばかにしてるな」と思い込んでしまい、その仕返しとしてマイナスな噂を言いふらすのです。

こうした人は「ばかにされたくない」と強く思いすぎているため、自分に発せられた言葉を悪く捉えるクセがあるのです。

他人を攻撃する人の原因

他人を攻撃する人の原因として「生まれ育った環境」が考えられます。子供のころ、親にダメ出しばかりされて、ありのままの自分を認めてくれなかった場合です。そのため「どうせ自分はダメなんだ」と自信がない人になってしまっています。

また、親が攻撃的な人だったり、努力の過程よりも「結果」や「勝ち負け」ですべてを判断したりする人だったケースでも攻撃的な性格になる場合があります。心休まる環境がないため、「戦わないと攻撃される」と思い込んでしまうのです。

生まれ育った環境が大きな要因ではありますが、すべてではありません。後天的な環境や本人の性質も関係します。

自分に自信がなくても「自分なら大丈夫」と認めることができれば問題ありませんが、認めることができない場合に他人を攻撃する人になってしまうのです。

他人を攻撃する人との上手な付き合い方

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では、他人を攻撃する人と上手く付き合っていくには、どんなことを意識すればいいのでしょうか。その対処法をご紹介します。

他人を攻撃する人のターゲットにならないこと

他人を攻撃する人は、誰にでも攻撃するのではなく、実は攻撃する相手を選んでいます

  • 自分より劣っていると思う人
  • 仕返ししてこないような人
  • 攻撃することで自信や自分の価値が上がりそうな人

このような人がターゲットにされやすくなります。

そのため、攻撃された際に感情的に反応してしまうと、余計にアドレナリンが出て攻撃されてしまうので注意が必要です。攻撃してくる人にはなるべく堂々と接し、過剰に反応しないように心がけましょう。

また、攻撃的な人に対しては感情的ではなく、論理的に話をすることが大切です。自分の感情を込めてしまうと過剰に反応してしまうので注意しましょう。

周りの味方になってもらう

他人を攻撃してくる人とうまく付き合うには、自分の周囲との人間関係を良好に保つことも大切です。

なぜなら、周りに味方がいない人はターゲットになりやすいからです。日ごろからまわりの人と仲よくしておき、「この人を攻撃すると俺の立ち位置が危なくなるな」と思わせることが有効です。

関わらないのが無難

他人を攻撃する人に対しては「関わらないこと」が一番無難です。関わらなくても良い場合は思い切って縁を切る勇気も大切です。

でも、仕事上どうしても付き合わないといけない人など、どうしても関わらないといけない場合はそう簡単ではないですよね。その場合は、「他人を攻撃する人のターゲットにならないこと」「周りの味方になってもらう」ことを心がけてみましょう。

もしかしたら、発達障害かも

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大人でも、子供のように容赦無く他人を攻撃する人はもしかしたら「自閉症スペクトラム障害」という発達障害の一種の可能性がゼロではありません。

自閉症スペクトラム障害は子供に多くみられますが、最近では成人の人においても多くいることが知られてきました。自閉症スペクトラム障害は次のような特徴があります。

・こだわりの強い、自分の興味のある好きなこと以外はどうでもよい
・年齢にそぐわずに、落ち着きがなくて注意散漫
・思いついたら先々を考えることなく、自分の気持ちが優先することから突飛で衝動的

このような行動に移ることが多いといわれています。このため、日常生活において「空気がよめない」などと面白おかしく扱われたり、つらい状況に強いられることが少なくありません。

治療方法

①作業を小分けにして、ひとつずつこなしていく
②完璧を目指さず、できることから手をつける
③必要なものなどは、目につきやすい場所やよく通るところに置くか貼る。
状況に応じては、アラームを活用してみるのもよいでしょう。

ながうしクリニック

もしかしたら、発達障害かもと思われる方はお早めにかかりつけの病院や精神科病院に行かれることをおすすめします。

まとめ

この記事では次の内容について詳しく解説しました。

原因はなに?他人を攻撃する人の心理と特徴
他人を攻撃する人との上手な付き合い方

この記事のポイント

・他人を攻撃する人のターゲットにならないこと
・周りの味方になってもらう
・関わらないのが無難

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