
女性が社会で活躍する現代においてもまだ男女の差別「男らしさ」「女らしさ」を求められる場面が残っています。
子供の教育に関してもいまだに古い教育をしてしまっている人もいます。例えば「男の子なんだから〇〇」「女の子なんだから〇〇」と教育していませんか?
この記事では「(道徳)男らしさ、女らしさの定義」「なぜ男女差別があるのか?」「男らしい人ほど〇〇だった【研究結果】」について詳しく解説をしていきます。
目次
【道徳】時代によって変わる|男、女らしさの定義

時代によって「男らしさ」「女らしさ」の定義や意味づけが変わってきています。例として2020年9月現在のWkipedeaでは以下のように記されています。
男らしさ(おとこらしさ)とは、これが男性の特性(あるいは特徴・要件等)である、と特定の話者や特定の集団が想定している観念群のことである。
Wikipedia
女らしさ(おんならしさ)とは[1][2][3]、「それが女性の特性(あるいは特徴・要件等)である」と特定の話者や特定の集団が想定している固定観念群のこと。
Wkipedia
これらに対し、例として『明解国語辞典 改訂版』(三省堂1952年)では「男らしさとは、男にふさわしい立派なさまであること」「女らしさとは、しとやかで優しく、いかにも女としてふさわしいこと」
また『広辞苑 第2版補訂版』(岩波書店1978年)では「男らしさとは、男が男の気性を備えている。姿や性質が女らしくなく男にふさわしい」「女らしさとは、女が女の気性を備えている。性質・容姿が男らしくなく女に似ている」
このように時代によって定義や意味づけが変わってきているのです。
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なぜ、男と女の定義が変わってきているのか?

その背景には男と女の在り方が多様化してきている事が考えられます。昔は女性は家事育児が中心、男性は働いて稼ぐが中心でした。その考え方や役割分担が今も浅く残っているところもあります。
社会の都合上、男女で役割分担をさせたという考えが一番近いでしょう。そのため生まれ持った性別で役割が決められているわけではないのです。
例として「男なんだから、泣くのはやめなさい」「女なんだから、家事くらいできるようにしなさい」という言葉はあまり通用ないようになってきているのです。もしかするとこれは非道徳的発言になっていくのでしょうか。
最近ではLGBTやXジェンダーという言葉も出てきています。これも男女という性の区分が多様化してきている関係なのです。
また、2018年に行われた電通による調査では、日本でLGBTが8.9%いるということが分かっています。約10人に1人がLGBTに属していることになります。
「LGBT」という言葉の認知度も3年ほど前に比べて増えてきているのでLGBTも当たり前になりつつあるのです。
男らしい人ほど〇〇だった?【研究結果】

最後に、おまけでハスケル・インディアン大学が行った「男らしい人は本当にメンタルは強いのか」という実験結果をご紹介したいと思います。
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実験内容
インディアン大学は1万9453人の参加者を募って「メンタルの状態」を測定し、男らしい人はメンタルが強いのかを調べました。するとある事が分かったのです。
実験結果
・鬱になるリスクが高かった
・人生の幸福度が低かった
という事がわかりました。またもう一つ鬱になりやすい人の3つの特徴も明らかになりました。
・自分の力だけで突き進もうとする人
・遊び人、プレイボーイな人
・男尊女卑
つまり男らしいと思われる人たちだったんです。この研究からわざわざ男らしい人を目指したいとか思う人達は少なくなるのではないでしょうか。
辛い時いは辛い、寂しい時は寂しいと素直に言う方が結果的に幸せになっていくという事です。
まとめ
この記事では
・時代によって変わる〜男らしさ、女らしさの定義〜
・なぜ男と女の定義が変わってきているのか?
・男らしい人ほど〇〇だった【研究結果】
以上について詳しく解説をしました。男女の在り方は時代とともに変化してきています。男性の育児休暇や、男性が家事や育児をするのが当たり前になっていくと思います。
また、LGBTやXジェンダーの方達も受け入れてあげる、尊重しあえる世の中にしていきたいですね。