健康・生活 心理学

友達がパニック障害の発作が起こった時の対処法5つ

突然、友達がパニック障害の発作が起こったとき、あなたならどう対処しますか?

一番怖いのは、「どうしよう、どう対処したら良いんだろう、、」と自分までパニックになることです。

その間、友達は意識が朦朧(もうろう)とし、心拍数が早くなり、呼吸も浅く苦しんでいます。友達が苦しんでいるのに何もできない状況ほど辛いことはありませんね。

そこで今回は、友達がパニック障害の発作が起こったときの対処法5つと例を挙げて詳しく解説していきます。

このガイドは、パニック障害の発作が起こったときの対処法が必要な方には必ず役立ちます。

知識は必ず後で「力」となります。そしてこの知識を知っていれば、急に友達がパニック障害の発作で苦しんだときに適切な対処ができます。

【対処法5つ】友達がパニック障害の発作が起こったら?今あなたにできること

Pixabay

今まさに友達がパニック障害の発作で苦しんでいる時、また今後あなたの大切な人、周りの人が発作になった時、この知識が必ず役立ちます。

これからお伝えする知識、情報をそのまま、実践してあげてください。

1.大きく深呼吸するよう促す

パニック障害の発作が起こっている時は、呼吸が普段より浅くなります。

しかし、友達自身は呼吸が浅くなっていると気づいていない場合が多いのです。

発作を落ち着かせるためには、
「大きく深呼吸すること」が必要になります。

もっと具体的に説明しますと、
息を4秒間吸って6秒間吐く」。DeGroat博士はこの呼吸法をおススメしています。

これまでで、あなたが効果的だと思った呼吸法を実践させて上げても大丈夫です。大切なのは、呼吸に意識を向けさせることだからです。

2.「大丈夫だよ」と言い聞かせる

心拍数がゆっくりになり、呼吸が落ち着いてきたら友達に「大丈夫だよ」とひとこと言い聞かせてあげてください。

「大丈夫、大丈夫」と言い聞かせることで友達に安心感を与えることができ、パニック障害の発作が治まりやすくなります。

そして、ほとんどのパニック障害発作は数分間しか続きません。ずっと続くものではないと気づくだけでも気持ちが楽になります。

DeGroat博士は「なぜ自分はこのような症状になっているのか?」と考えてはいけない。といっています。

自分が恐怖不安を感じていることを意識するのは、火に油を注ぐようなものだ。(DeGroat博士)

「つらい」「息ができない」「恥ずかしい」「周りの迷惑になってる」などと自分の症状や周囲の反応を気にしてしまうと余計に症状がひどくなっていきます。

それよりも、対処法やリラックス方法を探すことが発作が早く治っていくでしょう。

3.話しかけて、気を紛らわさせる

ここまで実践して、友達が冷静さを取り戻し始めたらパニック障害の発作が終わるまで違う話を投げかけましょう。

パニック障害発作で苦しい状態を紛らわせるために、あえて違う話をしてあげます。オススメな話は『目の前にある物を定義つける話』です。

「これはなぜ丸いんだろうか?」「このデザインは誰が考えたんだろうか?」「君はどう思う?」などです。

友達はパニック障害の発作を起こしていることに、申し訳ない気持ちや恥ずかしい気持ちを持っていることだと思います。

その不安や心配事も発作に悪影響を及ぼしてしますので、「そんなことないんだよ〜」「気にせず何でも言ってね」と言うような言葉を投げかけてあげましょう。

きっと友達も安心すると思います。

4.場所を移動させる

ここまで実践したけど、全く効果ないと言う場合、今いる「場所」や「物」が原因かも知れません。

場所が原因だと何をやっても治まりませんので、まずはその場から移動させてあげてください。

場所がパニック障害発作を起こす原因の場合はけっこうあります。なのでいつも同じ「場所」や「物の前」で発作を起こしている場合があれば把握してあげておきましょう。

この知識を知っているだけでも、いざと言う時にすごく役立ちます。

また、歩いている時にパニック障害発作を起きた場合は一番に「座らすこと」が大切です。(そのまま倒れて怪我する可能性が高いからです。)座らせた後に、手順1から進めてください。

他にも運転中に発作が起きた場合(発作を繰り返している場合は運転させないでください)、一番に路肩や側道に行くよう誘導してあげましょう。事故防止のためです。

5.ずっと「そばにいてあげる」

友達がパニック障害の発作が起こった時、どんなことがあっても「そばにいる」ことが大切です。

急に友達が発作を起こしてしまった時、この知識を知っていても頭が真っ白になる時だってあります。しかし、その場合でもとりあえず、分からなくてもそばにいてあげてください。それだけでも相手は安心するのです。

いろいろご説明しましたが、

僕たちは「安心感を与える」ことが真の目的なのです。

パニック障害の発作と勘違いされやすい症状

パニック障害の発作とよく勘違いされやすいのが「心臓発作」です。

この違いは素人が見て判断するのは難しいです。どちらも胸がチクチクするような痛みがあり身をすくむような恐怖を感じます。

【心臓発作】胸部に強烈な痛みが伴い疼く(うずく)ような痛みが伴います。そのため話すことが困難なのが特徴です。通常身体の負担が掛かった時に起きます。

【パニック障害発作】チクチクと刺すような痛みがあってもすぐに治まるのが特徴です。痛みがあると言う場合は相手にそのような痛みなのか聞いてみましょう。

友達がパニック障害の発作が起こった時の対処法5つ【まとめ】

パニック障害の発作は身体的、精神的な負担に関連しているかも知れません。原因は一つではありませんので助けてくれる人を見つけておきましょう。

不安な状態が続いたり、眠れない夜が続く場合は専門的サービスにサポートを求めてください。

もしかしたら、あなたの身にもパニック障害発作が起こるかもしれないと考えることに、損することはありません。パニック障害発作が起きた時のために、この知識や5つの対処法をしっかりと覚えておきましょう↓

友達がパニック障害の発作が起こった時の対処法5つ

1.大きく深呼吸するよう促す
2.「大丈夫だよ」と言い聞かせる
3.話しかけて、気を紛らわさせる
4.場所を移動させる
5.ずっと「そばにいてあげる」



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